きらりとひかる一言

認知症の方がくらしの中で何気なく発した一言、つぶやきを集めました。

認知症の方が日ごとのくらしの中で何気なく発したひとこと、つぶやきを集めました。
読んでみて、感動しました。
「きらりと光る宝石の輝き」をもっているからです。
あたたかい心情が短いことばの中に噴き出し溢れています。
また、この『ひとこと』を豊かな感性でしっかり受け止めて寄稿された介護者、介護従事者に頭がさがります。
読まれることで認知症になったら「何もかもわからなくなる」と考えていた方の理解はきっと変わるに違いありません。それに、介護とは何かを改めて考える機会になるかもわかりません。
ぜひとも、ご一読くださいませ。

認知症・草の根ネットワーク
元代表 高田 芳信

きらりと光る一言集

「この頃、私、だんだん頭がパァ〜になってきよる。」

80代 女性

なんにも考えんことよ、一生懸命やんなさい。

90代 女性

「与えることは惜しみなく施されることは感謝で」

80代 男性

「大変な仕事やね。ごめんね、わかっちゃいるんやけど・・・」

80代 男性

「あなたみたいに優しくされるとうれし〜い
きつくされると洗脳されてるみたい」

80代 女性

「優しい目になりなさい。」

80代 女性

昼食後の何気ないひととき

「今日、何食べたかね」

「え、食べたかね??」

「私ね、困るのよ。何でも出来るのよ。でもね、忘れるのよ。

今、食べた事も思い出せないのよ。」

「私も、私も・・・。」

と他の方も皆んなで大笑いしていました。

80代 女性